ANYCUBIC Photon M3

ANYCUBIC Photon M3を導入したのだ。
01.開封

開封を進めるのだ。
フタを開け、上部の梱包材を外し、どのように梱包されているか、軽く確認をしたのだ。
床に降ろし、両足でダンボール箱を挟んで、ビニールを掴んで中身を引き抜いたのだ。
別個に、少しづつ引き抜いていく方が、より良さそうな気もするのだ。
ビニールを降ろし、梱包材の構成(切れ目)を確認したのだ。
そして、カバーを包む梱包材を外したのだ。
外すと、前後が逆だったので向きを改めたのだ。
カバーを外したのだ。
ビルドプレートとレジンタンクが挿入されている梱包材を、垂直に引き抜いたのだ。
レジンタンクは、底に貼られたFEPフィルムに、負担をかけぬ注意が必要なのだ。
フィルムにダメージを与えないよう、注意して取り扱うが望まれるのだ。
気をつけたけど、FEPフィルムは傷がかなり気になる状態なのだ。
袋に包まれていたけど、保護フィルム的なモノはなかったのだ。
予備のFEPフィルムは付属していないのだ。
本体を包んでいる梱包材を外したのだ。
本体の下に、マニュアル(英語・中国語)や付属品が格納されている箱があったのだ。
箱の中身なのだ。
USBメモリには、ソフト(Photon Workshop)とサンプルデータが含まれているのだ。
02.動作確認

動作確認を進めるのだ。
本体背部に、ACアダプターを接続(通電させる)するのだ。
本体右側のスイッチで、3Dプリンターを起動するのだ。
Z軸の動作確認をするのだ。
『Tools』を選択するのだ。
『Move Z』を選択するのだ。
『10mm』を選択し、紫のボタンを押してZ軸を上昇させるのだ。
出荷時に、必要な高さに調整されていると思うのだ。
必要に応じ、ビルドプレートの装着において、余裕がある高さを確保するのだ。
Z軸の上昇を確認したら、橙のボタンで前のページに戻るのだ。
LCDの動作確認をするのだ。
『Detection』を選択するのだ
紫のボタンを押すのだ(デフォルトで、選択された状態になている)
『Next』を選択し、シャドウマスクが働くか確認するのだ。
写真のように、光が遮られているかを確認するのだ。
橙のボタンで戻るのだ。
緑のボタン(マスクを表示しない)を押すのだ。
『Next』選択し、光源(LED)に点灯していない箇所がないか確認するのだ。
写真のように、光っていない部分がなければ大丈夫なのだ。
抜けがある場合は、写真や動画を撮影してメーカーに問い合わせるのだ。
問題がなければ、リターンボタンでメニューまで戻るのだ。
03.レベリング

レべリングをするのだ。
ビルドプレートの4点のネジ(黄色)を緩めるのだ。
ネジが抜けて、落下や分離せぬように注意するのだ。
赤の部分から、LCD保護フィルムを剥がすのだ。
加湿器で、空気中の埃を落としてから進めると、LCDに埃が付き難い場合があるのだ。
タンクのフィルムやLCDの埃が気になる場合は、エアダスターで除去するのだ。
LCDパネルに、レべリングシートをのせるのだ。
桃のハンドルを左回しで緩め、ビルドプレートを奥まで差し込むのだ。
右回しで、しっかりとプレート固定するのだ。
『Tools』から『Move Z』を選択するのだ。
紫のボタンを押すのだ。
ビルドプレートが、ホームポジションへ下降するのだ。
下降後、隙間が生じぬようビルドプレートの造形面をLCDの面に優しく馴染ませるのだ。
ビルドプレートを程良く抑えながら、写真の順でネジを締めるのだ。
対角線を念頭に、片寄りを防ぐ面持ちで、LCDに負担をかけぬ具合でなのだ。
固定を済ませたら、『Tools』の『Z-0』を選択するのだ。
当該のウインドウが出たら『Enter』を選択するのだ。
当該のウインドウが出たら『Enter』を選択するのだ。
ビルドプレートが、待機位置へ上昇するのだ。
レジンタンク底面の突起と、本体側の挿入部に注意し、レジンタンクを設置するのだ。
左右のネジで、しっかりとタンクを固定するのだ。
埃の付着を防ぐため、カバーを装着するのだ。
これで、使用の準備が整ったのだ。
当機は、UVの出力(30~100%)の調整が可能なのだ。
変更したい場合は、『Tools』の赤のボタンを押しすのだ。
UV Powerの数字付近(緑)を押せば、任意の数値を指定出来るのだ。
M3は、デフォルトが100%なのだ。
必要を見極め、値を調整しながら運用を進めるのだ。
04.テストプリント

付属のUSBメモリー内のサンプルファイルで、テストプリントをおこなうのだ。
硬化時間が長いレジンは、設定の変更が必要なのだ。
印刷開始後に、本体で変更するのだ。
光式の3Dプリンターは、自然光(紫外線)の影響を受け難い環境・条件で運用するのだ。
MAXのラインを超えぬよう、タンクにレジンを注ぐのだ。
必要に応じ、レジンを注ぎ易い高さに、Z軸を上昇させて欲しいのだ。
USBメモリーを本体に接続し、『Print』を選択するのだ。
印刷したいファイルを選択するのだ。
緑のボタンを押すと、出力が開始されるのだ。
黄のボタンを押すと、印刷の設定を変更出来るのだ。
変更したい値をタッチし、任意の数値を入力・適用するのだ。
レジンは、SK本舗様の水洗いレジン 緑を使用したのだ。
Bottom Exposure(初期層の露光時間)を30秒に、
Normal Exposure(通常層の露光時間)を3秒に変更したのだ。
ちゃんと、出力出来ていそうなのだ。
Enterを押すのだ。
これで出力は完了なのだ。
ビルドプレートから造形物を剥がすのだ。

カバーを開ける前に、換気を良くしてマスクと手袋(水分を通さない)を装着するのだ。
マスクは、性能が高いモノが望ましいのだ。
ゴーグルの装着も推奨なのだ。
レジンが皮膚に触れないよう、目に入らないように注意するのだ。
加えて、有害な物質を吸い込まぬよう心がけるのだ。
防護だけでなく、洗浄や二次硬化の準備を整えてから、カバーを外すのだ。

ハンドルを緩めビルドプレートを外すのだ(落下に気をつけるのだ)。
造形物やプレートに付着するレジンを、プレートの角度を調整してタンクに落とすのだ。
そしたら、プレート(造形物ごと)をトレー(100均のステンレス)に移動するのだ。
トレーにより、レジンがこぼれる範囲を限定するのだ。
移動したら、カバーを戻すのだ。

造形物とプレートの隙間に、スクレーパーを差し込む要領で、造形物を剥がすのだ。
剥がした勢いで、造形物が飛んで行かないように気をつけるのだ。
金属スクレーパーを使用すると、プレートの造形面に大きな傷が生じる場合があるのだ。
その傷が、フィルムやLCDに影響を及ぼす事があるのだ。
必要に応じ、プラ・ゴム・金属のスクレーパーを使い分けると良さそうなのだ。

造形物を剥がしたら、プレートに付着したレジンを、キッチンペーパーで拭き取るのだ。
仕上げに、ウエットティッシュ(ノンアルコールないしアルコール)でしっかりと拭くのだ。
十分な乾燥を確認したら、プレートをZ軸に戻す(固定)のだ。
使用したペーパーやティッシュは、フリーザーバッグ(チャック付袋)で密閉するのだ。
頃合いを見て、袋ごと燃えるゴミとして処分するのだ。
造形物を洗浄するのだ。
水洗いレジンは、水分に弱い傾向にあるのだ(吸水により脆くなる)。
そのため、洗浄は手際よく進めるが望まれるのだ。
手順は複数あるけど、私の場合を紹介するのだ(造形対象により変化する)。
洗浄で使用した水は、直接排水してはいけないのだ。

洗浄は、二段階でおこなうのだ。

一次洗浄は、大きめなガラス容器に水(水道水)と造形物を入れてフリフリするのだ。
なんだか良さそうなタイミングで取り出すのだ。
ガラス容器は、造型対象のサイズに合わせて、複数用意しておけると良いのだ。
それにより、使用する水の量を節約したり出来るのだ。
二次洗浄は、対象などにより手順が分かれるのだ。

A

容量の大きなタッパーに水を入れ、造形物を浸し滑りを落とすのだ。
複数のブラシや筆を使い分けておこなうのだ。
しっかりと落としたら、仕上げの水を蛇口からかけてあげるのだ。
水は、タッパーに回収するように扱うのだ。

B

蛇口から水を少しずつかけながら、造形物を洗浄するのだ。
水は、予めタッパーを置いておいて、その上で洗浄する事で回収するのだ。

C

造形物に、マジックリンなどの中性洗剤をかけるのだ。
柔らかい歯ブラシなどで、全体に行き渡らせて滑りを落とすのだ。
その後、つけ洗い(A)やかけ洗い(B)で仕上げるのだ。
一連の作業は、タッパーの上でおこなうのだ。

洗浄後は、乾燥用のトレーやタッパーに造形物を移動するのだ。

洗浄で用いた水は、使用回数や段階を設ける事で効率的に活用するのだ。
最終的には、透明度が高いポリタンクなどに収集するのだ。
二次洗浄で用いた、タッパーを活かすも良さそうなのだ。
そしたら、太陽光や紫外線の照射により不純物を硬化・分離するのだ。
そして、ストレーナーなどで濾過してから排水するのだ。
回収した不純物は、フリーザーバッグで密閉し、燃えるゴミとして処分するのだ。
造形物を乾燥させるのだ。
塗れたままにすると、造形物に水分が浸潤してしまい、後顧の憂いになりかねぬのだ。
効率的な乾燥を促すため、エアダスターで水分を吹き飛ばすのだ。
当初は、コンプレッサーを用いていたけど、写真のモノを使うようになったのだ。
空のタッパーを受け皿とし、そこに水滴が溜まる要領でおこなうのだ。
それにより、飛散を抑えるのだ。
造形物を硬化(二次硬化)させるのだ。
必要に応じ、金属のトレーなどに造形物を置いて、UVランプで二次硬化を促すのだ。
レジンの性質に合わせ、3Dプリントの時間を長くして、二次硬化の限界を補うのだ。
完成なのだ。
プリント終了後は、レジンをボトルに回収するのだ。
この際も、換気をし手袋とマスクとゴーグルを装着するのだ。
回収と同時に、タンクの底に残留物がないかを確認するのだ。
残留物があると、次回の出力時にLCDやフィルムに、大ダメージを与えかねないのだ。
残留物は、主に失敗により生成されたモノとLCDのダメージによるモノなのだ。
後者は、LCDに過度な圧力が加わり、マスクが生成されなくなる事などで生じるのだ。

レジンには、分離してタンクの底に塗料がこびり付くモノがあるのだ。
その場合は、柔らかいブラシやヘラでタンクの底や隅を撫でて攪拌させ回収するのだ。

回収は、こぼれた場合の事を考えて進めるのだ(トレーを下に敷く)。
ボトルの口にストレーナーを装着し、タンクの注ぎ口から慎重に注ぐのだ。
溢れぬよう、ボトルを倒さぬよう、タンクを落下させぬよう注意するのだ。
この際、レジンが注ぎ口からタンクの外側を伝ってしまうのだ。
だから、ソレを考慮した位置関係で注がねばならないのだ。
加えて、それがフィルムの裏側に到達しないよう、タンクを扱うも願われるのだ。
タンクを伝ったレジンを、直ぐに拭き取れるようにしておくのだ。
大容量のシリンジ(先端に柔らかいチューブを装着した)を用いるも良いのだ。
シリンジで、大凡のレジンを回収し、残ったレジンをタンクを外して回収するのだ。
治具により、タンクを伝わり難くしながら回収する方法もあるのだ。

レジンの種類や組成により、未使用のレジンに劣化が及ばぬ配慮が必要なのだ。
そのため、使用済みを回収する専用ボトルが必要になるのだ。
次の印刷では専用のボトルから注いで、不足分は元のボトルから継ぎ足すのだ。

レジン回収後、タンク周囲に付着したレジンを拭き取るのだ。
清掃後、タンクを3Dプリンターに戻し(固定)カバーを装着するのだ。

レジンを変更する場合は、装着状態のタンク内に的量の水を注ぎ洗浄するのだ。
柔らかいブラシで残留するレジンを清掃し、水はタンクを外し回収するのだ。
タンクを戻し、ウエットティッシュで残留する水分などを拭き取るのだ。

フィルムに、残留物が付着している場合は、無理に剥がしてはいけないのだ。
レジンを注ぎ、LCDの動作確認と同じ要領で、30秒ほど全面照射するのだ。
タンク底でレジンが、薄い板のように硬化するのだ。
それを、隅からペリッと剥がせば、ダメージを最小に除去出来るのだ。
必要に応じ、フィルムやLCDに付着した埃を、エアダスターで吹き飛ばすのだ。